こんにちは!薬剤師のぷちゃんといいます。今回は、新人薬剤師さんが初日から実践できる、意識して欲しい事を3つ紹介します!まずはこの3つを意識すれば、成長も早くなるし、先輩からの信頼も厚くなると思いますので是非参考にしてほしいです🐱
01|わからない事を放置しない
一つ目は、わからない事、疑問に思った事を放置しないことです。
新人薬剤師は毎日わからないことだらけです。
新人薬剤師さんが経験する「わからないこと」を大きく二つに分けて
状況に応じた対応方法を紹介します。
仕事内容のことがわからない時
仕事内容でわからない事がある時は、わかる人に必ず相談しましょう。
わからないまま放棄したり、間違った方法で仕事を進めるのは絶対にNGです。
わからなかったら聞くのなんて当たり前じゃん。と思うかもしれませんが、
業務中って、意外と意識しないとできないんです。
「わからないから聞きたいけど、みんな忙しそうだから声かけづらいな…」
って、入社してすぐの頃はどうしても気を遣ってしまいます。
私もそうでした。
でも、先輩の立場になって感じることは
「わかんないなら聞いておくれ~!」
です。
むしろ聞いてくれないと、時間がたってから何も進んでないことが発覚したり、修正が必要になったりで余計に時間がかかってしまうこともあります。
では、ここで忙しい薬局でどうやって声を掛けたらいいか状況別に紹介します。
(新人薬剤師であることが前提の内容です)
- 相手が作業中の時

「その作業が終わってからで構わないのですが、○○で教えていただきたいことがあります。」
「○○のことでお聞きしたいことがあるのですが、後でお時間よろしいでしょうか」
忙しい時は頭の中で「これが終わったら次はあれをやろう」と考えながら作業をしている人が多いです。
そのため作業が終わるまで待っていると、いつまでも動きが止まらず、声をかけられないという事態が発生します。
予約をするつもりで早めに一声かけておくと、向こうも教える時間を考慮して動いてくれます。
- 相手が何しているのかわからない時

「〇〇でわからないことがあるのですが、今よろしいでしょうか」
これはそのまま、今都合がいいかどうかわからないので確認する言い方です。
作業中に見えなくても、何かの対応中だったり、調べものの途中だったりする可能性はあるので
必ず一言、相手の都合を確認する言葉を入れるようにしましょう。
こんな感じで相手の都合に配慮した声掛けができると、相手もしっかりと対応してくれるはずです。
- 監査中
集中が途切れて調剤過誤の原因になりかねないのでNG
- 投薬中や電話中
他の人との会話を邪魔するのはNG(おしゃべりは別です)
- 退勤直前
状況にもよりますが、退勤直前に大きめの質問をすると残業させることになるので、早めに聞いておくか、声をかけるとしても「今日は時間がなかったのですが、次○○について教えていただけますか」くらいがいいと思います。
これは結構みんなが悩まされるところです。
(私も初心を忘れずに質問しやすい雰囲気づくりや声掛けを意識したいと常々思っています。)
少し勇気がいりますが、とにかく初めは積極的に質問をして
一つ一つの仕事を正確に覚えられるようにしましょう!
薬に関する知識
これも絶対に直面すると思います。
放置しないための対策を2つ紹介します。
すぐに調べれば解決前に疑問を忘れることはないです
難しい内容や、もっと深堀たい内容は疑問自体をメモしておいて帰ってからゆっくり調べていました。
後で調べよ~って頭だけで思ってると忘れてしまうので、
私はメモ帳に、「とりあえず疑問点を書いておく用ページ」を作ってました。
この繰り返しが薬剤師としての知識を増やしていく一番の近道だと思います。
新人薬剤師は新しい環境でめっちゃ疲れるので、家に帰ってがっつり勉強はなかなかできな日もあります。
その日感じた疑問だけでも、その日のうちに解消しておくといいです◎
02|メモをとること
初めて聞いた内容は全部メモする!
くらいの気持ちで、メモ帳を常に持ち歩き、すぐにメモする癖をつけましょう。
新入社員は短期間で覚えることがめちゃくちゃ沢山あります。
しかも1回で覚えなきゃいけない事も多いです。
これが最もやってはいけない事です。
質問に答えてもらう、教えてもらうということは
相手の時間を分けて貰っているということを忘れてはいけません。
何度も同じ質問をして、相手の時間を奪うと迷惑がかかるだけでなく、自分の印象もかなり悪くなります。
記憶だけで作業をしていると、抜けている部分の確認が正確にできません。
メモをしていれば、抜けている部分があったときに自分で気が付けるので、ミスが少なくなります。
新入社員は、一気にたくさんのことを教えられます。
メモに書くことで頭の整理やおさらいができます。
全部暗記で頭にぶち込んでると、爆発して何もかもわけわからなくなっちゃうことがあります。
一人で対応する時間が発生したとき、頼れるのは自分のメモです。
上司が、先輩がいつでもすぐに助けてくれるわけではありません。
メモをしっかり取っていれば、スムーズに正しく対応ができます。
しっかりメモを取り、必要な部分は後から整理して、仕事ができる人になりましょう!
03|焦らないこと
これは、薬剤師の仕事をするうえで最も大切なことだと私は思っています。
特に調剤工程においては
正確さ>>>スピード
です。
薬局だと、狭い調剤室でせかせかみんなが動いているし、
待合室の患者さんの目線も感じやすいです。
でも焦ったらダメです。
どんな時も焦らず、冷静に、丁寧に作業をすることを意識して欲しいです。
私の経験上、調剤ミスやヒヤリハットの多くは焦りからきていると感じます。
忙しかった、人手が足りなかった、患者に急かされて焦ったなどの環境要因はよく見かけます。
もちろん決まった時間である枚数の処方箋を裁くのであれば、スピードが求められる場面もあります。
それでも、薬局でスピードが正確さよりも重要になることは絶対ないです。
これは薬剤師になったその時からずっと忘れないでほしいです。
まとめ
今回は新人薬剤師さんに意識して欲しいことを3つ紹介しました。
どれもすぐに始められるし、今後の仕事でもずっと重要になる内容だと思います。
最初のうちから意識して当たり前にできるようになっていくと、
これからのお仕事がうまくいくのではないかなと思います!!
ぜひ実践してみてください🐱
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