はじめまして。薬剤師のぷちゃんといいます!この記事では、私が薬剤師国家試験に自宅浪人で合格した年の勉強スケジュールついて詳しく紹介しています。
国家試験に落ちてしまい、今後について不安な方はもちろん、現役受験生にも参考にしていただければと思います🐱
勉強スケジュールについて
私が浪人した年の実際の年間と日間のスケジュールを紹介します。
年間スケジュール
2月~4月
ほぼノー勉。バイトしたり、友達と遊んだりしてました。
4月~9月
領域別の詰め込み
というのも、私は卒留生だったので9月の卒業試験(過去問がそのまま出る)に向けて領域別を丸暗記していました。
卒試直前までは毎日2.3時間しか勉強してませんでした。
10月~11月
過去問の解説作り
勉強方法の記事で詳しく書いていますが、過去問に書き込む形で自分の解説書を作っていました。
勉強時間は1日6〜8時間
この時はまだ1日6時間×週5でバイトしてました。
友達ともたまーに出かけてました。
12月~
過去問演習の周回、暗記
12月下旬でバイトはお休みして1日15時間くらい勉強しました。
ざっくり書くと、緩く見えますが、地獄のようにきつかったです。二度とやりたくない。ただ、本腰を入れた時期はちょうどよかったのかなと思います。いい感じに追い込まれてたので頑張れました(笑)
1日のスケジュールについて
10月からの平均的な1日はこんな感じです。
バイトがある日 | |
5時30分 | 起床 |
6時~9時 | 勉強 |
10時~16時 | バイト |
17時 | 帰宅 |
18時~23時 | 勉強 |
23時30分 | 就寝 |
バイトがない日 | |
5時30分 | 起床 |
6時~23時 | 勉強 |
23時30分 | 就寝 |
基本的には1日中勉強です。
これは受験生なので仕方ありません。
ありきたりですが、ポイントは早寝早起きです。
夜型の人も早めに昼型に移行して試験当日に向けて生活習慣を正しておきましょう。
ただ、ずっと勉強とはいえ、もちろん食事や休憩は適宜とっていました。
食べる事、寝る事など人間が生きるのに最低限必要なことを削ると体が持ちません。
必ず1日6時間程度の睡眠、少なくとも2食は取ることをお勧めします。
バイトとの両立について
宅浪は世間から見たら、フリーターと同じです。やろうと思えば1日中働くこともできます。
そんな状態で、国試の勉強とバイトを両立するコツをお話しします。
シフトは1日6時間以内にする
法律上、労働時間が6時間を超えると45分の休憩を取る必要が出てきます。
可能なら5〜6時間で休憩なしのシフトが組めるとベストかなと思います。
例えば7時間のシフトだと、給料は5:59働いたのとほぼ同じなのに、拘束時間は+45分となります。
夏過ぎまでは、長めに働く日もありましたが
秋頃からは、5時間シフトで入っていました
昼の時間にシフト入れる
生活習慣を崩さないためにも、バイトは日勤を選ぶ方が良いと思います。
私は10時(オープン)から働いていました。
締めの時間まで入ると、残業したり、ダベる時間があったりで、バイトの時間が想定より長くなりがちだし(バイト先にもよるけど)
帰宅時間が遅くなるので生活習慣が乱れてしまうからです。
バイトの時間はなるべく固定で、勉強と勉強の間に入れていました。
バイトの休憩中は無理に勉強しない
休憩時間がないシフトが理想ですが
私のバイト先は賄いが出たので、食事時間としてバイトの休憩を利用していました。
私が決めていた事は、この休憩時間は勉強せずYouTubeを見たりアプリゲームをしたりして過ごすことです。
バイト先でやっても全然頭に入らないのに、バイトの合間に頑張った俺!みたいな偽りの達成感が出てしまうので勉強はしませんでした。
むしろこの時間だけはYouTube解禁!とか決めてた事で、家に帰った時に「頑張るぞ」という気持ちに切り替えやすかったのかなと思います!
バイト先に浪人生である事を話しておく
学生でもなければ社会人でもない浪人生に対して、理解があるバイト先はそう多くないと思います。
卒業してるんでしょー?もっとシフト入ってよ。
って店長に押される事があります。
ハッキリと断りましょう。
勉強時間を確保しなければいけない”受験生”である事をしっかりと伝えておきましょう。
また、応援してもらえるような立ち回りも心がけましょう。
当たり前ですが、真面目に働いてください。国家試験で大変だアピールはNGです。黙々と労働を頑張ってください。
それでもしつこくシフトの打診をされるようなら他のバイト先を早めに探した方が良いです。
(おまけ)勉強方法について
勉強方法はズバリひたすらに過去問演習です。
具体的な勉強方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
4年生の時だったかに、友人がこんなことを言っていました。
「国試って過去問ゲーらしいよ~」
当時の私の常識では
過去問ゲー=楽単(テストが過去問そのままで楽に取れる単位のこと)
だったので「この子は一体何を言っているのやら…」と思っていました。
しかし、本気で国試に向けて勉強を始めて、わかりました。
「国家試験、過去問ゲーだわ」
ただし、あの時の私が考える過去問ゲーと違うのは、過去問がそのまま出るわけではないというところです。
しかしながら過去問=既出問題を確実に解けることが国家試験合格には欠かせないのです。以下は厚生労働省が定める新薬剤師国家試験についてという文書の抜粋です。
(6)過去に出題された試験問題(既出問題)の取扱い
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/s0120-3.html
新薬剤師国家試験における既出問題のうち、薬剤師に必要な資質を的確に確認することが可能な良質な問題として一定の評価が与えられた問題を活用することとし、その割合は、現行制度と同程度(20%程度)とする。ただし、新薬剤師国家試験における既出問題が十分に蓄積されるまでの間の活用する割合は、この限りではないこととする。
なお、既出問題の活用にあたっては、単なる正答の暗記による解答が行われないよう、問題の趣旨が変わらない範囲で設問及び解答肢などを工夫する。
つまり、65%合格の試験で、過去問から20%は出題されるということです。これは過去問をやらない手はありません。
じゃあ、残りの45%は…?
ここもやはり過去問です。この20%には周辺知識は含まれていません。カリキュラムが大きく変わらない限り、既出問題の出題範囲内で問題は作成されます。同じワードが問われずとも、同じ分野から出題されるわけです。既出問題を軸として周辺知識を付けていくことができます。
薬剤師国家試験という莫大な試験範囲の勉強で何から手を付けていいかわからなくなっているそこのあなた。
過去問です。過去問演習に時間をかけることをおすすめします。
まとめ
- 過去問の活用が最重要
- 9月から過去問を本腰入れて解く
- 11月ごろからは周回して確実に自分の知識にしていく
- 過ごし方は単純!早寝早起きずっと勉強!
最後に
いかがでしたか?
私の浪人時代の実経験を基に簡単に勉強方法とスケジュールを紹介してみました。
国家試験の勉強は辛いですが、乗り越えた先にきっと素敵な未来が待っています。
最後は自分を信じて突き進みましょう!
心から応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました🐱
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何かひとつでも参考になるものがあればいいなと思いいろいろ書いてるので、
ご興味ある方は、勉強の息抜きにご覧ください♪
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