薬剤師国家試験|受験生のご家族が出来ること

はじめまして!薬剤師のぷちゃんと申します。

この記事では、国家試験の浪人生の目線から、ご家族にしてほしいサポートについて紹介します

ご家族の方が、薬剤師国家試験に落ちてしまい、どんなサポートをしてたらいいのか不安な方の参考になればと思います。

○はじめに

これから話す内容はあくまで私が浪人生だったころを思い返してのことなので

お読みになる方のご家族に当てはまらない内容もあるかもしれません。

素直な気持ちで書きましたので、なにかひとつでもご家族と繋がるところがあれば幸いです。

01|国家試験不合格で浪人が決まった時

ご家族が国家試験に落ちてしまったら

親御さんもきっとすごくショックだと思います。

でも、決して責めないであげてほしいです。

薬剤師国家試験はめちゃくちゃ難しいです。誰でも合格できるような資格ではないです。

真面目に勉強してなかったんじゃないの?とか

この6年間なにやってたの?とか

そういう風に思うかもしれません。

でも決して言葉に出さないであげてください。

頑張ってても落ちるくらい難しいんだな、と思って欲しいです。

私が初めて国家試験の問題を読んだ時、友人と一緒に

『まるでアラビア語を読んでるみたいだね』

と本気で話したくらいには、問題文自体が何言ってるか理解するのも難しい試験です。

まずはこの1年間、国家試験に向けて頑張った事を労ってあげてください。

そして、本人の意思があるならばもう一度挑戦する事を許してあげてください

私の職場には国家試験4回目で合格した薬剤師がいます。

何回もやれば受かるという訳ではありませんが

挑戦する価値はあるかなと思います。

02|予備校に行かせるか迷った時

ご家庭の事情はそれぞれかと思いますが

可能であるなら1浪目は予備校代出してあげて欲しいです。

でも次は必ず自腹という約束を取り付けてください。

予備校に行かせられる余裕があるならその方が合格の確率は上がると思います。

決して甘やかしではなく、それが圧力になると思います。

02|勉強が辛そうな時

「勉強嫌だな」と弱音を吐くこともあると思います。

その時は

「頑張ってるね」

と、ひとこと言って

あとはそっとしておくしかないのかなと思います。

私も、「勉強嫌だー!逃げ出したい!!」と思うことが何度もありました。

でも結局はやるしかないので、何を言っても現実は変わりません。

暖かい目で静かに見守って欲しいです。

そっと、飲み物とかお菓子とか差し入れてあげるとか、そういう無言の優しさが沁みます。

がんばろって思えます。

03|ちゃんと勉強してるかな?と不安な時

これは2パターンあると思います。

本当に勉強していない場合と、親御さんの心配な気持ちからそう思い込んでしまっている場合です。

本当に勉強していない場合(勉強計画を実行せずに遊んでいるなど)

これは大変です。本当にやってないのであれば大問題です。

合格する気あるのかどうか改めてよく話を聞いてあげてください。

そして、合格する気があるのであれば厳しい言葉をかけてもでも、ちゃんと勉強する方向を向かせてあげてください

一緒に話す内容としては

  • 目標の確認
  • そのための計画の見直し
  • 家族にどうしてほしいか

などです。

思い込みの場合

実際は本人の計画通りに進んでいる、しっかり取り組んでいるのにそう思われてしまうのは大きなストレスになります。

今の時期は1日のうちいつ勉強するのか、など本人の計画を大まかでいいので先に把握しておくと、理解しやすいかと思います。

いくら浪人生とはいえ、365日24時間勉強するわけではありません。

大切なのは、合格に向けた勉強計画を挫折せずに実行できているかどうかです。

そこのところを見てあげて欲しいです。

とはいっても、親子、家族の関係性はご家庭それぞれなのでそこも踏まえて話ができるといいなと思います。

04|勉強を頑張ってる時

そう思った時も、やたらと声をかけすぎずそっと見守ってほしいです。

目標はあくまで国家試験合格。

結果が出るまでは、すごい褒めたりとか、めっちゃ励ましたりとかよりも

静かなサポートをしてくれる方が私は嬉しいです。

○まとめ

国家試験に限らず、資格試験は本人次第なところが大きいです。

応援しているし、心配な気持ちがあるからこそ色々言いたくなってしまうんだと思います。

でも、結局は本人がやるか、やらないかの問題です。

ご家族の協力も欠かせない部分ではありますが、それは

何かしてあげること

ではなく

いつも以上に何もしないこと

だと思います

話しかけたり、家族の行事に強制参加させたり、手伝いをお願いしたり、、

普段なら普通にしていることを、ご家族の方も我慢してあげて欲しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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